「毛周期」という言葉をご存知ですか?
脱毛に詳しい女性は多いですが、男性の中には脱毛に興味がある人はまだまだ少なく、「毛周期」という言葉を知っている人も少ないです。ヒゲ脱毛は時間がかかると言われていますが、ひげ脱毛をする際には「毛周期」を理解しておくと、途中で失望したり、妥協して無駄なお金を払ったと後悔することはありません。
ですから、ヒゲ脱毛をする際には「毛周期」についてしっかり理解しておくことをお勧めします。
毛周期とは?

人の体に生える毛、つまり体毛は、成長期、退行期、休止期の3つのサイクルを繰り返しながら生えては抜けるというローテーションをします。この一連のサイクルを「毛周期」と呼んでいます。
頭の毛では分かりにくいですが、実は体毛は生え始めてからずっと伸び続けるわけではありません。途中で抜けて新しい毛が生え変わるということを繰り返しています。
体毛は皮膚から見える状態で生えているのは全体の25%で、残りの75%は成長のためのエネルギーを蓄えている状態です。
この25%の毛に対して毛周期が繰り返されているのです。
通常、脱毛の施術は2〜3ヶ月ごとに行われ、6ヶ月をかけて実施されることが一般的です。これは脱毛したい部位の毛周期に合わせて、新しく生え変わった毛を脱毛することが目的です。つまり、全体の毛を外側だけでなく、内部に蓄えられている毛まで完全に脱毛するには、最低でも6回の毛周期サイクルが必要です。
脱毛を希望する人が説明を読んだり聞いたりすると、「なぜ2〜3ヶ月もの間隔を空けなければならないのか?なぜ一度に脱毛できないのか?」「料金は一度に支払えばいいのでは?」と疑問や不信感を抱くこともあります。
しかし、脱毛の施術後に2ヶ月の期間を設ける理由や一度に脱毛できない理由は、毛周期がそのようになっているためです。一度の脱毛だけでは新しい毛が再生し、元の状態に戻ってしまいますので、しっかりとした理由があるのです。
ひげの毛周期はどれくらい?

体毛は体の部位によって毛周期が異なりますが、なんとなくそれは実感している人もいるかもしれません。
そして、毛周期が早い部位の脱毛なら、周期的に早く次の施術が行えますので、脱毛したい箇所がスムーズにつるつるになるまでの時間を短縮することができます。
一般的な体毛の毛周期は2〜3ヶ月ですが、ヒゲの毛周期は1ヶ月半〜2ヶ月程度とやや短めです。そのため、脱毛サロンや脱毛クリニックでは、他の部位よりも短い周期での施術が行われることがあります(施術先によって異なります)。
ヒゲの脱毛にはおおよそ1年から2年程度の時間がかかりますが、毛周期が短いにも関わらずなぜこんなに長い期間が必要なのかと疑問に思うかもしれません。実際、ヒゲの毛周期は短いのに、ヒゲ脱毛は他の箇所よりも長い期間と回数が必要なのは矛盾しているように感じられます。
しかし、この矛盾はしっかりとした原因があります。
ヒゲの毛周期は短いですが、ひげとして生える前の予備軍のひげが80%を占めるため、脱毛の工程を何段階も重ねる必要があるためです。そのため、周期は短くても全体の期間としては長くなるのです。これは脱毛サロンや脱毛クリニックの施術でも同じですし、抑毛・脱毛ローションを使用する場合も同じです。
それなりの期間がかかるのです。
ヒゲの毛周期とヒゲ脱毛が完了するまでの関係性を理解して、期間はそれなりにかかると理解しておくことが大切です。
「そんなにかかるのかぁ~」と落胆しないでくださいね。なにごとも、スターしなければ前に進みません。
”千里の道も一歩から”